膝の痛みの原因と棚障害

棚障害の具体例

では実際の棚障害はどのような時に
起こるのでしょうか?

いくつかの事例を集めてみました。

19998年、当時読売巨人軍の松井 秀喜選手が
膝の痛みから練習が出来ないと話題になったことが
ありました。

その原因が棚障害だったんです。

椅子から立ち上がるときや、階段を上ったりする時
「コツッ」って気持ち悪い音がしたして
お皿(膝蓋骨)の内側に痛みが走ります。

膝の屈伸動作や、打撲が伴うスポーツ、バスケット、
バレー、ハンドボール、野球などに多く起こります。

ママさんバレーをする方も心配です!

医学的にお話をすると、関節を包んでいる膜の
一部である滑膜ヒダ(棚とよばれている棚状のヒダ)が
裂けたり、厚くなったりすることにより、

曲げ伸ばしなどの動作の時に、お皿の下に挟まれるために
痛みや炎症を起こす病気です。

生まれつき持っている人が2〜3人に1人はいるため
症状が出る人は50パーセント前後の確率です。

でも、一般的に痛みは伴わないませんので考えすぎる
ことは無用のようです。

では予防法はあるのでしょうか?

運動をする前(2時間前くらい)に膝をカイロなどで
温めたり、お皿を伸縮テープなどで固定したり
サポーターを使うなどして予防することも有効です。

また、お風呂に温まっているときに
膝を抱え込んだり、伸ばしたりすることも
効果があります。

筋力強化の為に、仰向けで膝を伸ばしたまま、
足の上げ下げもしてみましょう。

特に、普段から膝や、身体を冷やさないことが大切ですね。

もちろん、予防と一緒に激しい運動は避けておきましょう。
2,3ヶ月もすると大体の人が自然に痛みはなくなります。

しかし、それでも痛みがあるときは
ステロイド注射が効果があります。

それでも、まだ歩くことや日常生活にも
支障をきたすようならしっかり検査(関節造影やMRIなど)
をして専門医の指示を仰ぐことが大切です。

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完治後も、私が続けている膝痛解消法