膝の痛みの原因と膝の痛みとランニング

膝の痛みとランニング

ランニングと膝の痛みには
切っても切れない関係があります。

2本足で歩行をする人間にとって上半身、
下半身の体重を支えているだけでも下半身の
各関節には負担がかかっています。

健康志向の高まりもあって、ランニングやマラソンを
している方をよくみかけるようになりました。


ただ歩いているだけでも膝が痛くなる方も多いのに、、
さらに負担がかかるランニングによって、膝に痛みがでてくることは
当然とも言えるでしょう。

一般的にランニングをすることで膝への負担は体重の
3倍〜5倍かかるといわれています。

膝痛といっても、膝の内側、外側、お皿など
痛む場所もいろいろですね。

あまりにも痛みがひどい時は、
どこが痛いか自分でもわからなくなってしまいます。


しかし、膝痛の痛む場所と原因をある程度知っておけば、
適切な処置や対策ができることも事実です。

痛みがでてくる要因は、大きく分けて3つあります。



筋力不足による痛み

ランニングだけでなく、普段やっていなかった運動や
動作を始めると、その動きに対する筋力や筋持久力が
足りないことがよくあります。

その状態で運動を続けることは、
半月板を含めた骨格や筋肉などの軟部組織にも
障害の起こる原因
になります。

特に靭帯や半月板の損傷では、
痛みが長期間続くこともありますから、
焦らずに、ゆっくりと体を慣らしていきましょう。

筋力バランスの乱れによる痛み(ランナー膝)


筋疲労がなくても筋力バランスが乱れていることは
良くあります。

典型的なのは腸脛靭帯が痛くなる腸脛靭帯炎で、
スポーツ障害のひとつです。

マラソンランナー(長距離ランナー)に多発するので、
ランナー膝とも呼ばれています。

ランナー膝は膝関節の外側に痛みがでる症状と
いわれますが、むしろ内側に 症状がでることの方が
多い
ようです。

足の外側の筋肉(大腿筋膜腸筋)や、
お尻の筋肉 が緊張しすぎてしまうことで痛みがでます。


この過緊張は足の内側と外側の筋肉のバランスが
崩れることにより起こってきます。

普段はお互いの筋肉が緊張しすぎることがないように、
筋肉は拮抗した状態で働き、うまく抑制しあっているのですが

筋肉の緊張のバランスが崩れることにより、
そのシステムがうまく 働かなくなってしまいます。

また、このバランスの崩れは、実は内臓のバランスの崩れから
おきていることもあります。

胃の調子の良くない時に膝の痛みが出やす場合は
食生活への気配りも大切です。

疲労による痛みの出現

筋肉が疲労すると、普段より筋緊張が増し
弾力性が落ちた状態になります。


またそのようなときは各筋肉によって筋緊張の度合いが
違う為、筋力バランスが乱れやすくなります。

当たり前のことですがランニングの時は特に、
よく使われている筋肉に緊張が強く出やすくなります。

ランニングの時に使われている足の筋肉はたくさんありますが、
全部の筋肉が均等に使われていることはありません。

太ももは、前側に後ろ側より大きな負担がかかり、
膝から足首までの筋肉は逆に
後ろの方の筋肉が前側よりもしっかり動いています。

このような理由から、筋肉の緊張も太ももの後ろ側と、
ふくらはぎが、緊張の起こりやすい筋肉と言うことになります。


筋緊張がある状態でランニングをすることは
バランスが 崩れた状態でランニングしていることなので、
やはり痛みが出やすくなってしまいます。

筋肉の緊張を強く感じる時は、無理をしないように しましょう。

 



そして、どのようなスポーツ・運動でも共通に言えますが、
軽い運動で体を温め、体温が上昇してきた後で
軽いストレッチ、それもその運動で頻繁に使われる
部位は念入りに行うことが大切です。


運動後には次への疲労を軽減させるために
クールダウンも必ず行うことで信じられないほど
の効果がありますので実践を習慣づけして下さい。


但し、痛みがひどい時や、急に痛み出した時には
病院に行って診察をしてもらうことも大切です。

ウオーミングアップとクールダウンは
スポーツを高い頻度で行ってきた方には
当然のことだと思います。

ただ、それ以外の方であまり行ってこなかった人は
ランニングの前の習慣として続けてみてください。

驚くほど今までの痛みや疲労が軽減されますよ。

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完治後も、私が続けている膝痛解消法